家の不用品で、手帳カバーを手作りすることにハマっているワタクシ。
3歳の息子の「お薬手帳ケース」(写真右のイエロー、左のピンクが先日紹介した娘用)を完成させました。
沸き起こる創作意欲を抑えきれず、連日夜なべしておりましたら、ふとこんなことを想像してしまいました。
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中学生になった息子に「歯医者に行くから、健康保険証と診察券かして。」
と言われたアラフィフの私は「このケースごと持っていきなさい。病院一式が入ってるから、必要なものをここから取り出すといい。」と、すこしドヤ顔で渡す。
「こんな恥ずかしいもの持っていけるか。」ケースから必要なものを取り出す息子。
「なにが恥ずかしいの。お母さん、あんたが小さいときに夜なべして一生懸命作ったんやで。まるごと持っていったら忘れ物も無くし物もないやん、便利やん。領収書と明細、ここのポケットに入れて帰ってきてよね。」と諭す。
「いいってもう!しつこいなあ、行ってくるわ!」と息子。
「ちょっと!こら!領収書と明細、ちゃんと持って帰ってきてよ!」と息子の背中に声をかける私。
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オカンアートという造語があるけれど、命名したのは「オカン=母親」側ではなくて、きっと受け取り側の「子供」に違いない。
とか妄想していたらオカンアートの定義が気になって、動かしていた手をとめネット検索。そしたらビンゴでした。
オカンアートとは主に中高年の主婦(母親=おかん)が余暇を利用して創作する自宅装飾用芸術作品の総称である。 オカンアート-Wikipedia
Wikipediaでお腹抱えて笑ったのは初めてです。(↑)続きもめちゃくちゃ笑えるのでぜひ読んでほしいです。
だけど母側の言い訳も聞いていただきたい、ということで以下。
自作の手帳ケースが「オカンアートの定義」に当てはまりすぎて怖い件
定義1への反論
非常に役に立つとは言い切れないが勢いはある
たしかにこのお薬手帳ケースは「役に立つ」より「作りたいままに作る」を優先して作っています。勢いがある、に関しては自分では判断がつきません。
しかし非常に役立つまでとはいかずとも、普通に、あれば役立つ品だと自負しています。
完成した手帳ケースを夫に披露し、「次はあなたの分を作ってあげるからね。」と予告すると、「え?誰が使うの?僕が?何のために?」と返されましたが。
定義2への反論
いらないものの再利用(眠った子を起こす)
断捨離を否定するつもりはありませんが、断捨離は自宅から物が無くなっただけで、地球からゴミが無くなったワケではないですよね。
要らない物を再利用する、きっちり使い切る、家庭内リサイクルは、エコと断捨離の良いとこどりなのです。
定義3への反論
飾る場所に困る。飾るときはビニールに入れたままにしたりする
不覚にもお薬手帳ケースに、ほぼ日手帳に付属していた透明のビニールカバーを付けてしまいました。
定義4への反論
部屋のあらゆる場所に侵攻してくる
侵攻はまだですが、予定はありました。息子の分を作り終わったら、夫のを、夫のを作り終えたら、妹たちにも、両親にも。
定義5への反論
センスが良いなど気にせず、セメントのズレなんかも気にしない
創作において「センス良く」は気にしています。ただ結果として、さも気にしていないかのような仕上がりになってしまうのです。
定義6への反論
なのに、暖かみだけは、熱いほどある
手作りのぬくもりとか最も苦手なのに、その類の仕上がりになってしまう自分のセンスは正直残念に思っているんです。
定義7への反論
作りすぎて置き場がなくなり、人への配布をスタートする
親族への配布が済んだら、ご近所への配布も考えていました。
定義8への反論
置いた瞬間、どんなにおしゃれな部屋ももっさりさせる破壊力大
ぐうの音も出ない。
10定義中、8定義当てはまってしまった私。だけど創作がやめられない。こうなったらオカンアートを極めるしかない。
オカンアートの自覚はないですが、関連エントリー
▼お薬手帳ケースとほぼ同じ工程で作った手帳カバーです。写真満載で作り方を紹介しました。 sugisaku-s.com
▼蛭子能収さんイラストの手ぬぐいで吊るしびなを作ってみました。 sugisaku-s.com
オカンアートお薬手帳ケースに生まれ変わらせた絵本(表紙カバーのみを再利用)