こんにちは、スギサクです。2年ほど前から洋裁にハマっている者です。
昨年、メンズシャツに初挑戦しました。
夏に1枚、冬に1枚の合計2枚。どちらも夫用です。
ミシンにハマりたてで毎日なにかしらを作っていた私に「俺のシャツも作ってほしいな~」のリクエスト。
「なんですと!?作らせてもらえるの?」2つ返事で請け負いました。
大人のシャツははじめてでしたが、子供用は数枚経験があります。
いつもよりすこし時間がかかるだろうけど、それなりに仕上げられるだろう、なんて高をくくっておりました。
が、この考えは甘かったっ…!!です。
本日は、メンズシャツ2枚にチャレンジした感想をつづります。
『オールシーズンのメンズ服』の「レギュラーカラーシャツ」を作ってみました!
チャレンジ1作目の参考書は、金子俊雄さんの『オールシーズンのメンズ服』の「レギュラーカラーシャツ」です。
図書館で借りました。
素晴らしい本を発見してしまった、とスキップ駆け足で持ち帰り夫に自慢した記憶があります。
四苦八苦しっぱなしの作業工程
借りた日から数日後に(通販で買ったハトロン紙の到着を待っていた)、レギュラーカラーシャツのパターンを写しました。
シャツってパーツが多いですよね。
子供服にはなかった別布の前立て、剣ボロ、下ボロにドキドキしました。このときはまだ元気満タン。
指定の縫い代 (基本的には1cm) を付けてパターンを切ります。
私はここまでの作業が一番苦手です。
ああ面倒くさいと不満をもらしつつ、完成後を想像しながら頑張りました。 元気メーターは、まだまだ9/10メモリ残っております。
切り出したパターンと布を合わせて裁断、アイロン、接着芯を張り合わせるなどの下準備を終えました。
大事だと分かっているけど地味な下準備、あまり好きじゃないです。特に今回はパーツが多くて疲れる。
この時点の元気メーターは、7/10。
はあ、やっとこさミシン作業開始・・・・・・早々に、つまづきました。
あれ?前立てがレシピ通りにならない?
パターンを写し間違えたようです(涙)
しかし本はすでに図書館に返却済みで、確認することができません。
手元にあるのはレシピのコピーだけです。軽いショックで元気メーターは5/10まで減。
まあこの程度なら問題ないでしょう…と、下がったテンションを無理やり引き上げて作業続行。
前身ごろと後ろ身ごろを合体させたあとに、袖付け。
はじめましての剣ボロに苦戦しつつ、それなりに仕上げることができました。 このおかげで少し達成感が得られ、元気メーターは6/10に回復です。
ところでこの袖付け、レシピ通りなら襟付け作業のあとです。
だけど私、襟付けが超苦手なのです。だから後回しにしちゃったんですね。
で、袖付け後に襟を付けようとしたら、あれれ?サイズが合わないんです。
襟ぐりと台衿が長さが違う。
ぜんっぜん合わない。
つじつまを合わせようと奮闘するけどまるでダメ。
またパターンを写し間違えたのか???
致命的なミスをしておるらしい…!!
疲労がたまっている老体に毒矢が突き刺さりました。間違い確認のため図書館に再レンタルする気力は皆無です。
元気メーターは 0.1/10に激減したため立ち上がることができず、作業は2日ほど停滞してしまいました。
襟ぐりと台衿が合わない原因が判明
2日うなだれたことで元気メーターがなんとか 1/10 に。
失敗の原因を探るため、夫のクローゼットにある既製品と見比べていると分かりました。
冷静になるって大事ですね。
前身ごろが大きすぎたんです。
肩ヨークと衿のサイズは既製品のLサイズと同じです。
だけど前身ごろは前立て一つ分くらい大きい。
これなら修正可能と分かったので作業再開。
縫い目をほどいて前立てを付けなおして、ようやく襟を合体させることが出来ました。
完成直後の感想
そんなこんなの四苦八苦のすえ完成した第一作目が、こちらのシャツなのでございます。
ツ、ツカレタ・・・もういや・・・
っていう感想しかなかったです。
ハンドメイドの洋服つくり、いつもの完成直後は達成感で元気百倍アンパンマン!に変身しております。
が、このときはまったく違いました。
ぎりぎり材料を無駄にしなくて済んだ安堵と疲労しかなかったです。
面倒な作業工程おおすぎちゃんだし、製作日数に2週間ほどかかってこの程度の仕上がり…とほほ~~…
なんて、次の製作意欲がさっぱり沸き上がらないくらいに疲弊していました。
★
やさしい我が夫はとっても喜んでくれて、一年たった今もちゃんと着れくれています(涙)
が正直なところ、私は解体して別のものに作り替えたい気持ちでいっぱいです。
くっそぉぉ、ちゃんとカッコいいシャツを夫に着せてあげたいぜ。
というわけで、メンズシャツ2作目に続く。
参考図書の紹介
今回の使用パターンは、『オールシーズンのメンズ服』の「レギュラーカラーシャツ」です。
これ一冊で男性のワードローブが完成する作品ラインナップ。
トップス(シャツやTシャツ)、パンツ、アウター(ジャケットにパーカー)にパジャマ、なんとトランクスまで!
作り方は初心者に優しいほだったと思います。
私はパターン写しに失敗したため苦労しましたが、二作目を作った時点で、この本の優しさを知るのでした。