毎年この時期になると、実家の母と祖母が味噌を仕込んでいました。
わたしはと言いますと、なにかと理由をつけて手伝いを避けつづけていました。
そのため結婚までの35年間、たったの一度もみそ製作の現場に足を踏み入れたことがありません。
よって、手前味噌を食していたにもかかわらず、作り方を知りません。
そんな私もアラフォーになり、自家製味噌にちょこっと興味がでてきたので、手作りに挑戦してみようかしら?でもでもひとりぼっちの初挑戦は心細いな~
なんて思っていたタイミングに『自家製味噌を仕込む会』とやらがあると聞きつけたんですよ、わおラッキー。
会の主宰者は、ソーイングクラブでお世話になっている乾物屋スモールさん。2月4日の日曜日、味噌の仕込み方を教わってきました!
手作り味噌、乾燥大豆1kg分の作り方&材料のメモ
今回わたしは初挑戦、ということで乾燥大豆1kg分で味噌を作ることにしました。
材料は以下。
- 大豆:1kg
- 塩:400g(麹と混ぜる分)と50g(最後に振りかける分)
- 麹:1kg
これで4キロほどの味噌ができるとのこと。
使用した大豆は、乾物屋スモールさんのおすすめ「青大豆・大だるま」という品種のもので、普通のベージュ色の大豆とは少し違います。
これがなんととってもとっても美味しい!甘みがあって、個人的には枝豆のような風味も感じました。
一晩水に浸した後、手でつぶせる柔らかさになるまでコトコト茹でるのですが、すでにこの時点で美味しいから味見が止まりません。
夫と子供にこの旨さをシェアしよう!と試食させると、グルメ派の夫もビックリ仰天、食いしん坊の1歳娘は両手わしづかみで口にねじ込む、甘党の3歳息子は、、、一口食べて満足したようでした。
味見が終わったら、茹でた大豆を自転車に積んで、乾物屋スモールさんまで行ってきまーす!夫よ子供ふたりをよろしくお願いします。
乾物屋スモールさんに到着後、まず大豆をつぶしましょう、ということでビニール袋で2重に包んで足でふみふみ。うどんみたいですね。
すりこぎやマッシャーで潰しても良いのだけど、けっこう重労働なんですよ、もし抵抗が無かったら足で踏むのがラクちんでオススメですよ。のアドバイスをいただいたので、私は迷わず足を選択。
うどんを一度手作りしたことがあったからか、もともとの性格なのか、抵抗ZEROでした。
踏んで、踏んで、ひたすら踏んで。関係ないけどエプロンのストライプと靴下のボーダーが妙ですね。
まるごとの豆が残っていなければOKということだったので、疲れた私は全体的に粗い豆が残る感じのところで潰し終了して、塩を計る作業へ。
大豆1kgに対し塩400g。2018年は塩分20%で作ります。
塩分は12%以上にすれば腐らないそうなので、これを基本に来年アレンジしてみたいと思います。
計量した塩400gと麹1kgを混ぜる、、、前に「麹ちょっと食べてみますか?」と乾物屋スモールさん。
「食べてもいいんですか?じゃあちょっと」とワタクシ味見。甘酒のあまみでこれまたおいしーい!
塩と麹を混ぜる作業は『塩きり』と呼ぶそうです。
麹の塊がなくなるまで、両手でこすり合せる感じでサラサラサラ~、ミックスミックス。(この塩きり麹も味見してみました、甘さとしょっぱさが交わって美味しかったです)
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さてここからは、手が味噌まみれで写真がありません。文字のみのメモ。
塩きりした麹を潰した豆袋の方に投入して、均等に混ぜ合わせました。
水分が足りないと感じたら少し大豆の茹で汁を入れると良いそうですが、私のは大丈夫だったようで茹で汁は追加しませんでした。
混ぜ合わせた味噌を丸めて、ハンバーグを作る要領で空気を抜き、お酒で消毒した味噌樽にばーん!と投げつける!
全部入れ終わったら、
樽の淵についた味噌をお酒で綺麗に拭き取る。
最後に塩50gを振りかけて、サランラップ、重石をいれて、蓋をして、冷暗所に放置。
来年まで放っておけば勝手に味噌ができるそうです。
蓋開けた時カビが生えてるからビックリしないようにと教えてもらいました。
どんなになってるかなー。
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今回味噌作りを教えてくれた人は、乾物屋スモールの店主・かわいいお姉さんです。
わたしよりずっと若く見えるのだけど(年齢を伺ったことがない)自家製味噌を何年も作っているのだとか。頼もしかったー!