10年くらいまえだったか。薬剤師の友だちが勤務する薬局に、風邪薬を買いに行ったときのはなし。
テレビコマーシャルでよく目にしていたパッケージの風邪薬を手に取って、「私の症状ならこれで良い?」と相談すると、友だち薬剤師は「それなら、こちらの製品を買うと良いよ。」と、成分と容量が同じノーブランド品をすすめてくれました。
「ブランド品は広告料が加算されているから割高だよ。中身はほとんど同じだから安いこちらがお得だよ。」と教えてくれたように思います。
※記憶はあいまいだし私は専門家でもないから、鵜呑みにせず、以上も以下もただの一般人の小話として読んでください。
「へえ~そうなの。お得なほうをすすめてくれてありがとう!」私は彼女のすすめるままノーブランド品を購入しまして、この一件以来、くすりは有名無名を気にせず選ぶようになりました。
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さておき、私の夫はわりとブランド品を好みます。
ブランド品というか、同じもので「特上・上・並」と数種類あり、お金の都合がつくものであれば「特上」と「上」で迷うという感じです。
私もそういうところがありますので、これに関して不満はなく、好きな物を選べないよいと温かい目で見守っています。
ただ、くすりの場合は、薬剤師から直々にいただいたアドバイスを持っていますから、夫にもシェアしてあげようと思いました。
しかし、アホな妻がどっかから拾ってきたゴミの話かとあしらわれては勿体ないですから、前述エピソードを添えます。国家資格のある人物の話なら説得力があります。
夫よきいてくれ、無条件に「ブランド=良品」「高価=治癒効果が強い」ではないんだよ、そういう思い込みは「プラシーボ効果」ってやつなんだと。
プラシーボ効果を積極的に取り入れようと思う
奥さん、プラシーボ(プラセボ)効果って知ってますか。知らなくても言葉は聞いたことあると思います。
まったく効き目のない偽物のくすりで、ある程度の治療効果が認められる現象を「プラシーボ(プラセボ)効果」と呼ぶそうです。
以下、武田薬品のサイトから引用させてもらいます。(↓)
くすりとしての効き目のないもので錠剤やカプセル剤をつくり、頭痛の患者に本物のくすりとして服用してもらう実験をすると、半数くらいの人が治ってしまうこともあります。くすり(に似たもの)を飲んだという安心感が、体にひそむ自然治癒力を引き出すのかもしれません。 これを「プラセボ効果」といいます。プラセボは、一般に偽薬(ぎやく)と訳されていますが、くすりに似せた気安めのものといってもいいでしょう。 プラセボとは?(武田薬品工業株式会社サイトより引用)
薬局で販売されているのは偽薬、とか言いたいんじゃなくて、「無名で安価なら効き目が弱い」ではないそうだよ、無名でも成分が同じなら大丈夫なんだよ、ということを私は伝えたかったのです。
であるからして「有名で高価なら効き目が高い」と思い込んで服用することは「プラシーボ効果」じゃないの?エッヘン!どうだい?と。
ドヤ顔で肩で風を切りながら、かしこエピソードを語る私に、「だったら僕はそのプラシーボ効果に乗っかります。」と夫。
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ん?
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てっきり「ほほ~そうですか。良いことを聞いた、為になる話をありがとう」系の返事がくると思い込んでいた私は、肩透かしをくらい、理解できず一瞬止まって、ワンスモアプリーズ。
彼曰く、
「治癒効果を期待してくすり(サプリメント)を買うんだから、数百円ほどの差ならプラシーボ効果も添加されている品物を選ぶほうが得」
だそうです。
目からうろこ。考えもしなかったポジティブな主張に、えらい納得してしまいました。
あらためまして、皆さまこんにちは。3歳男子と0歳女子の母スギサクです。
もうすぐ1歳になるうちの娘っ子は、腕まくらがないと寝てくれません。
肩は寒いし腕はしびれるし、寝付いたころにそ~~と外すけど、ぬいた途端に泣き出す始末。
夜中もいまだに1時間に1回くらい置きやがるしで、首と肩の痛みを訴えていたら、夫がキューピーコーワゴールドα-プラスをすすめてくれました。
「効能・効果」の欄に、妊娠授乳期などの栄養補給とあります。
2018年の手芸のスギサクは『死なない』をテーマに掲げているので、積極的にプラシーボ効果を取り入れようと思います。
キューピーコーワゴールドを飲んだ日は調子が良いです。妊娠授乳期関係なく、全人類におすすめしたい一品です。