「猛暑にはコットン素材の半袖より、リネン素材の長袖のが快適に過ごせる気がする…」
こんな夫のぼやきにお答えして、この夏、リネン100%の生地でメンズシャツを2枚仕立てました。
コットンとリネン、どちらも天然素材で肌にやさし~い的なイメージですが、着比べると違いは歴然なんですよね。リネン素材ってめっちゃ涼しくて爽やか、そして軽やか。
というわけで本日はリネンの魅力を語ってみようと思います。
リネン素材の洋服の良いところ
通気性が良く、吸湿性に優れている
リネン繊維には、スポンジのような小さな穴や隙間がたくさんあるのです。スポンジってほら、水分を吸収して蒸発させる特徴もありますよね。
これと同じように、リネンは汗をすばやく吸って乾かしてくれるのです。着心地がサラサラで快適なのは繊維のスポンジ的構造のおかげだったのですね。高温多湿な日本の気候に合っている、なんてこともよく言われていますよね。
洗濯に強い
リネンって繊維そのものが、他の天然素材に比べて強いんだそうです。リネンの服が長期的に使えると言われるのは、日々の洗濯の摩擦なんかにもよく耐えるって意味もあるんでしょうね~。
それと先に書いた通り、吸湿性と速乾性に長けているので洗濯後の乾きも早いと。すなわちカビや雑菌の繁殖しにくく、清潔さを保てるというわけですね。部屋干し臭を気にする方にもリネンはおすすめできそうですね。
着るほどに風合いが増す
リネン素材の服って購入時にはりや硬さ感じても、何度か着るうちに柔らかくなりますよね。
柔らかくなる理由としては、肌との摩擦や洗濯で、繊維同士の結びつきがゆるむ、プラス水分を含むと繊維同士が滑りやすくなるからだそうです。
「リネンの服は洗濯するほどに柔らかく快適な着心地に、ますます魅力的になるね~」こういう状態を「風合いが出てきた」とか「こなれてきた」って巷では表現されているわけですが、これってリネンならではですよね。合成繊維なんかだと「劣化」「消耗」と言われそうです。
最後に本日のシメ
何度もアップしている夫の定番シャツの紹介に飽きたので、本日は切り口を変えてリネンのメリットに着目したわけですが、リネンって良い素材だな~と再確認してしまいました。
実はここ1年ほどリネンのネガティブな部分に目がいき、遠ざかっていました。シワになりやすいな~、ラフすぎるかな~、似合わない気がするな~、全体的に高価よね~って。
来年は自分のシャツでも作ってみようかな~。
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