こどものころ、紙製の着せ替え人形でよく遊びました。
洋服の肩にぴょこんと飛び出たツメを折って、人形にひっかけるんだけど、遊んでいると落っこちますよね。靴とか履かせられたためしがない。
もっと機能的な着せ替え人形が作れないかしら?
そうだ、人形が「冷蔵庫」的な素材で、着せ替えの洋服が「磁石」だったら、すばらしいんじゃない?っていうかこれってもしかして世紀の大発見?!だったらどこよりも早く作って企業に売り込みにいかねば!
ダッシュで作って完成後、ふと検索してみると、すでにそういう玩具が存在していました。
私の閃きは完璧に時代遅れだったわけですが、せっかく作ったので紹介させてください。
マグネット着せ替え人形の作り方・スギサクの場合
今回手作りした着せ替え人形がこちらです。以下の手順で作ってみました。
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雑誌から洋服の写真を切り抜きます。
洋服のサイズに合う「顔」を探して切り抜きます。
やっぱりこっちの顔がいいかな~とか、迷ったりします。
ファッション雑誌には、着せ替え人形に適した起立している裸のモデル写真がないので、顔のサイズに合わせてボディを画用紙に描きます。
ボディの肌色は、雑誌のモデルさんのいろいろな肌を切りとって作ります。すなわち、この方式で着せ替え人形を作るときは「肌の露出が多めの夏のファッション雑誌」がおすすめです。
肌のカラー、露出、シャドーの入り方など、じっくり観察して肌色を合わせましょう。
足は、人形用のモデルサイズよりすこし大きいモデルの腕を切り取って作ってみました。
こんな感じになる予定です。
描いていたボディのイラストに、肌色の写真を貼って切り出します。
厚みと強度、防水効果をつけるため、透明保護フィルムでコーティングしました。この透明保護フィルムは100均一ダイソーで購入した「防犯窓ガラス保護シート」です。←お店屋さんごっこの野菜作りで使用しています。
再び各パーツを切り出して、割りピンで連結。
ボディの表はレオタードのように、そして洋服の裏にマグネットシートを貼ってと…
(↑)上記は左から「雑誌を切り抜いたままの裏」→「厚みを出すために厚紙を貼った」→「マグネットシートを一部に貼った」→「マグネットシートを前面に貼った」の変化写真です。あと、マグネットシートも100均で購入しました。
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さあ完成。
よーし、洋服を着せてみよう・・・
あー!靴もちゃんとくっついている!完璧やー!喜び勇んで、ほかの洋服にもマグネットシートを貼る!
こちら(↓)一番右の洋服には全面にマグネットシートが貼られています。
全面に貼ったほうが見栄えも良いし、厚みもでて美しい!人形に着せよう!
と試みましたら、なんとこれでは磁石を貼りすぎなようです、洋服が重すぎてくっつきませんでしたorz
途中まで順調でしたが、最後の最後で失敗。
冷蔵庫の役目となる人形側には、もっと磁力の強いものを貼らないといけないようです。
くそ~~いつものごとく、改善の余地ありなハンドメイドおもちゃとなってしまいました。