どういうわけだか傘の柄がベタベタになってしまった。ハンドルカバーを作ってほしい。
と、妹から頼まれました。
ハンドルカバーなんて作ったことのない私になぜそんな依頼を?うまく出来るかなあ?
断ろうと思いましたが、面白そうだから引き受けることにしました。カスタマイズした傘の柄の一部始終をレポートします。
ベタベタになった傘の柄とは?原因は?
カスタマイズの前に「ベタベタになった傘の柄(ハンドル)」とは、いったいどんな状態なのかをご確認ください。
写真で伝わりますでしょうか。シールを剥がし損ねたような見た目です。感触も同じで、べた。ねた。ぺと。みたいな。
妹は普通に使っていたそうです。なのにどうしてベタベタになっちゃったの?ネット検索で原因かわかるかなと、調べてみるとそれっぽい情報がヒットしました。
傘のハンドルがベタベタになった原因とは?修復方法は?
傘のハンドルのようなラバーコーティング(ゴムの塗装)されているものは、劣化すると塗装が溶けて、ベタベタになるそうです。
傘以外にも、釣竿のハンドルや、ゲーム機のコントローラー、リモコンなど。
修復方法は、無水エタノール、重曹、消しゴム、いずれかを使うことで簡単に取れるようで検証記事がいろいろ上がっていました。興味ある人は検索してみてください。
私もその方法でベタつきを取っちゃおうかしら?と思ったんですけど、カスタマイズのほうが楽しそうだったので今回はやめました。
妹は、この修復方法にたどり着かなかったようで「ハンドルカバー」という商品を購入したそうです。
ネット通販でゲットしたので、お値段は、約600円+送料=1,000円程度だったそうです。
しかしサイズ計測を怠ったせいで小さかった。自分の傘にはめることが出来ず、不必要なものが増えただけ、モヤモヤしていたんだそうな。
傘の柄がベタベタしているので、滑りにくかったせいもあると思います。
それにしても、直径どころか長さも足りていないですよね。買う前にサイズをちゃんと調べないといけませんね。
無駄使いしたよね、安い傘一本買えたよね、って指摘すると、この傘の頑丈さ気に入っていたとのこと。持ち物を大事にする妹でした。
傘の持ち手をハギレでカスタマイズしてみました
そんないきさつで傘の柄のカスタマイズ開始。今回わたしが購入したのは、以下の3点です。
- 木工用ボンド
- デコパージュ液
- ハケ(平筆)
セメダイン木工用接着剤はホームセンターで、デコパージュ液(仕上げ用)と絵の具用の平筆は100均ダイソーで仕入れました。
では作業開始。
筆にセメダイン木工用接着剤をつけて、持ち手の先端から、塗り、細かく切ったハギレを貼る、を繰り返し。
布は一気に貼らず、切り絵みたいにしたほうが、凸凹にならないかな?あえてやったみたいな仕上がりになるかな?と思いまして。
約10分後、
全部はれました。
さらに上から、デコパージュ液を塗ってコーティングしてみます。
こんなのでコーティングになるかな?防水効果あるかな?分からないけどやってみる。実験実験。
白黒のギンガムチェックが、液を塗ると紺白に見える。
塗った後は乾燥させました。(室外機の上に置いて放置している図です)
その後、完成したのがこちらです。
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ぴっかぴか~~~★
自分で言うのもなんですが、なかなか良い出来だと思います。気に入らない箇所もありますが、手探りでおこなったわりに成功です。
しかもめちゃめちゃ簡単でした。買い出し、作業、乾燥込みで、妹が仕事に行っている数時間で仕上げることができました。
依頼主さま(妹)の感想は?
仕事から帰宅した妹に、意気揚々と傘を見せましたら。
「もう完成したの!?想像以上にオサレになってる!手縫いの雑なハンドルカバーが出てくると予想していたし、それでも良かったから嬉しすぎる!」
の感想をいただきました。
ちなみに妹が買ったハンドルカバーは、子供用の傘にぴったりでした。
追記.カスタマイズしたハンドルのその後
実家に帰ると必ずチェックしていますが、カスタム当時と変わらずきれいなままです。
妹からも、何の問題もない、と言ってもらえています。めでたしめでたし。