この布、濡れているのではありません。蝋引き(ロウびき)加工に失敗しました。
蝋引き加工とは、熱で溶かしたロウを、布に染み込ませる加工のこと。
ワックスペーパーってあるじゃないですか、油を吸ったような透け感のあるオシャレな紙。あれの布バージョンを作ろうとして失敗したんです。
蝋引き加工に興味がある人は「蝋引き加工、ロー引き加工、ロウ引き加工」などで検索を。成功例がいろいろヒットしますので、当サイトからは失敗例を挙げさせていただきます。
私はこの本を参考に行いました。
蝋引き加工するにあたって用意した材料は、家にあった100均のロウソクと、プラスチックのヘラみたいなもの、クッキングシート、アイロン。
まず、ヘラでロウソクを小さめに削ります。
削ったロウソクのかけらを、二つ折りにしたクッキングシートの上に置いてサンドし、アイロンの熱(弱でオッケー)で、ロウソクを溶かします。
クッキングシートの間に布を挟んで、アイロンをかけながら溶かしたロウを吸い込ませます。
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工程を簡単に説明すると以上、とっても簡単。
なのに失敗した原因は「クッキングシートが小さすぎたこと」だと思います。
布を蝋引き加工してみよう!思い立ったらすぐに実行、ってことで夜中にこの作業を行いまして。
ロウを削った次の工程、クッキングシートをケースから引き出すと、30㎝ほどしか残っていなかった…
二つ折りにした小さなクッキングシートでは、布をうまくサンドできず、このように、まだらになっちまいました。
私は布に直接加工を加えようとしましたが、完成品に直接加工する方法もあるみたいだし、またチャレンジしようと思います。
<続編>
失敗した蝋引き布は捨てるのももったいないので、そのまま試作品に使用しました。 → 三つ折りのカジュアルな母子手帳ケース